凌 手記

四季の山を歩き、思い、創造する。

甲府SUNDAY 出張シノギングの様子

真夏の出張シノギングといえば沢歩きに決まっている。甲府盆地のうだるような暑さから抜け出して秘境の沢へレッツゴー!

直射日光を避ける木立の中でシノギングの始まり始まり。

いつものように凌とシノギングについて説明し、同時にお試しのツユハラヒとクナイのお貸出し。これを身に着けるだけでだいたいキマる。

続いて、低山小道具研究家の森勝氏からコンパスの基本的な使い方と方位のチェック。

地形図の見方を説明し、まわりの地形から現在地を確定する。地味ではあるが最初に行うとても大事な作業だ。

準備が整ったらいざ出陣!

開けているうえに長いナメの続く快適な沢。足首くらいまで水に浸かっているだけで十分に涼しい。

標高1,100mほどということもあって快適快適!

段差があってもこの程度。林道が並走しているのでいつでもエスケープできて安全だ。

確実に現在地がわかる地形の変化ポイントで休憩広場へのルートを探る。

尾根を直登してもいいのだが、広場手前に20mほどの急傾斜があるので、より安全な山腹ルートを選ぶ。

もう一度沢に戻って山腹ルートまで移動。うん、やっぱり涼しい。

尾根ルートよりも傾斜はいくらか緩いはずだが、それでもこの通りまあまあ急である。

50mほどの登りで広場に到着。昨年のシノギングで見つけた広場だが、やはり寄り道は大事なのだ。

広場についてもすぐに休憩できないのがシノギングイベント。凌の芸術的なハンモック「ゲッカビジン」の説明と森勝氏から手錠ごっこの説明。

片っ端からお縄にして行く・・・。

ツェルトをきっちり張るための簡単確実なロープワーク。

マッチ一本火事の元体験。

昨日の雨で小枝は湿気ているが見事に着火!マッチが短くなって熱くても「我慢」だそうです(笑)

シノギングに必要なことはだいたい小学校の授業で教わった事だが、はるか昔のことなのでだいたいみんな忘れている。

ようやく解放されて休憩を取るシノラー達。

マダムMも休憩。ゲッカビジンを完璧に操っている。

長いはずの休憩はあっという間に終わり、もう出立の時間。そこに居た気配を消して地図読みで歩きはじめる。

どこに出たいかだけを共有し、シノラー達の先導で尾根を行く。

途中、どうしても現場と地形図が一致しないところがあり、最後の最後で目的の終点からわずかにずれてしまったが全員安全に凌終えた。

凌いだ後のシノラー達の姿は何とも清々しいものだ。

最後に、決して笑ってはいけないやつ。

一時間ほどの沢歩き、一時間ほどの尾根歩きとコンパクトなシノギングでしたが、真夏に沢を歩くことの涼しさと、気持ちのいい広場でのんびりハンモック休憩、短いながらもちょっと難しい地図読みを楽しんでもらえたでしょうか?

地図読み、広場探し、ロープワーク、火おこし、ハンモック、タープ・・・。基本的なことを確実にこなし、場面に応じてそれらを組み合わせるのがシノギング。たった数時間のシノギングでしたが、この経験はきっと今後の山遊びに役立つことでしょう。初めてのシノギングで情報量が多すぎたかもしれませんが、何度か参加しているうちに大事なポイントを整理出来るでしょう。

このシノギングで同じ時を過ごしたからこそ知ることができた情報があります。それらは間接的な情報では決して手に入らないもの。このシノギングで初めて経験し、気付いたことがきっとあったと思います。頑張りすぎず、楽(らく)をし過ぎず、知らなかったことを知る、やっていなかったことをやってみる、自分で考えて行動する。シノギングっておもしろいなと感じてもらえたら、近くの裏山で実践してみてください。

シノギングを続けることで、道迷い遭難のない自立した山歩きの術を身に付けることができます。

シノギングの情報は巷に溢れていません。興味のある人は勇気を持ってシノギングイベントに参加してください。この手記に書かれていることはシノギングのほんの一部です。実際に参加することでシノギングのいろいろを知ることができます。百聞は一見に如かず。

このイベントにご理解・ご協力いただきましたSUNDAY様、お忙しいなか同行してくださったSのI氏 & マダムM ありがとうございました!

凌は美学

いつ何時でも所作、立ち居振る舞いを美しく

いつ何時でもあたふたせず、まごまごせず

道具に踊らされず

凌ぎ

美を追求すべし